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30年前の18歳の夏、私は白血病でした。

テリーナテリーナ社長コラム⑧

そのとき、病気になった私はいろいろ考えました。そこで得た1番のことは、病気は自分にとってなにが大切かを教えてくれるということでした。

それは、家族でした。

無菌室に入り治療していた私に会えるのは、家族だけでした。18歳の私に会えるのは、多くて1日5人。学校に当たり前に通っていた私は、その時まで1日に会う人数なんて考えてもいませんでした。それが、たった5人。朝、昼の当番の看護師さん2人。主治医の先生、そして家族2人。とても不思議な感覚でした。

そんなこと、忘れていました。

2020年の春。
緊急事態宣言が出て、まさかの1日に会う人数が制限される事態が起きました。

そのとき、やはりいっしょにいたのは家族でした。

30年前、同じような経験をしていたのに、私はすっかり忘れてしまっていました。

みなさんも日々の生活に追われ、大事なことを忘れていませんか?
2022年10月15日